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ご希望の方は在庫の確認がありますので事前に電話連絡ください。

食後高血糖とは?

食後高血糖とは、食事の後に血糖値が急上昇し、なかなか下がらない状態を指します。健康な方では食後2〜3時間で血糖値はおおむね元の値に戻りますが、糖尿病やその予備群の方では140mg/dLを超えて高いまま推移することがあります。

特に日本人は、肥満がなくてもインスリンの分泌反応が弱い傾向があり、「健診で空腹時血糖が正常でも、食後に高血糖を繰り返している」というケースが少なくありません。こうした“隠れ高血糖”は自覚症状に乏しく、糖尿病や合併症のリスクとなっています。

食後高血糖がもたらすリスク

  • 動脈硬化(血管の老化)を進め、心筋梗塞・脳卒中のリスクを増加

糖尿病予備群の段階から動脈硬化リスクが上昇することが知られており、「まだ糖尿病ではないから大丈夫」と油断せず、早めの対策が重要です。

持続血糖測定器「フリースタイルリブレ2」とは

フリースタイルリブレ2は、腕に貼る小型センサーで最長14日間、血糖の変動を自動的に記録できる機器です。専用リーダーやスマートフォンをかざすだけで血糖値を確認でき、指先採血の手間や痛みから解放されます。

主な特徴

  • 痛みが少ない:センサーを装着すれば採血不要
  • 24時間の変動を記録:就寝中や食後の見逃されやすい高血糖・低血糖も把握可能
  • アラート機能:高血糖や低血糖を音や振動で通知

リブレ2の保険と選定療養制度

従来はインスリン治療中の方のみ保険適用でしたが、2024年からは選定療養制度により、インスリンを使用していない患者さんでも自費で導入できるようになりました。

  • 保険適用:インスリン使用中の1型・2型糖尿病の方
  • 選定療養:インスリン非使用でも主治医の判断で導入可能

  • 食事療法の効果確認
    → 「野菜を先に食べたら血糖上昇が緩やかになった」などが一目でわかる
  • 運動療法の効果確認
    → 食後の軽いウォーキングで血糖の下がり方を確認できる
  • 薬の効果判定
    → 内服薬の調整後に血糖パターンがどう変化したかをデータで確認可能

患者さんご自身が「行動の変化が血糖にどう影響するか」を見て実感できるため、生活改善の継続にもつながります。

まとめ

食後高血糖・糖尿病予備軍の段階から動脈硬化や心血管疾患のリスクを高めます。早めに発見・対策することで、合併症の予防や健康寿命の延伸につながります。

当院(津山市二宮の河原内科・松尾小児科クリニック)では、総合内科専門医・循環器専門医が、生活習慣病や心疾患に幅広く対応し、フリースタイルリブレ2を活用した血糖管理をサポートしています。

食後高血糖が気になる方は、ぜひ当院へご相談ください。駐車場完備、中国自動車道院庄インターから車で5分、国道53号線を降りてすぐとアクセスも便利です。

ご希望の方は在庫確認が必要ですので事前に電話連絡をお願いいたします。

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