病児保育室だより    第4号

松尾小児科内 病児保育室さくら
 「おはようございます。」「あっ、どんぐり!もみじの葉っぱもある。」「先生どこで拾ってきたん?」と言いながら少し熱がありながらも元気一杯のおともだち、テーブルの上に木の葉やどんぐりを並べ始めました。また、少し前にきたおともだちはさつまもやオクラのスタンプをペタペタ・・・・。おもしろい模様ができました。‘秋‘は子どもたちにとっても‘収穫の秋‘だったようです。
 さて、今では‘さくら‘の前の土手の桜の木の葉もすっかり落ちて北風がヒュウーヒュウーと音をたてる日が多くなりました。もうすぐクリスマス・・・。「サンタさんはどこから来るの。」今年もそんな会話が聞かれる季節になりました。寒い冬も子どもたちにとってはクリスマス、お正月、雪あそびなど楽しいことがいっぱい。しかし同時に体調を崩しやすく風邪ひきの季節でもあります。昨年はインフルエンザが流行しました。うがい、手洗いを十分して、バランスのとれた食事と睡眠でのりきりたいものです。


小児科から
年末年始のお知らせ

12月30日(木) 午前中
       *“さくら”は利用できます。
12月31日(金) 休診
 1月 1日(土) 休診
 1月 2日(日) 救急当番
       *“さくら”はお休みです。
 1月 3日(月) 休診
 1月 4日(火) 休診
 1月 5日(水) 平常どおり
       *“さくら”も利用できます。

遊びの計画
12月
クリスマス
もうすぐお正月
・クリスマスの歌を聞いたり歌ったりする。
・クリスマスの飾りを作る
1月
お正月・雪遊び
とんど
・お正月遊びをする
・遊びに必要なものを作る
・ことば遊びをする
2月
節分・豆まき
・鬼の面を作る
・豆まきをする
・氷を作ったり、みたりする
3月
ひな祭り
・ひな祭りの歌を歌う
・折り紙などで雛人形を作る
・春の訪れに気づく
 今日の‘さくら‘は小学一年生の男児と赤ちゃんの二人です。
お母さんが保育室から出て行かれた後、大泣きする赤ちゃん・・・
  「よう泣くなあ。」
  「赤ちゃんは、お母さんと離れて‘さくら‘に来るのは初めてだし、
  熱もあるし、寂しいのかなあ。」
保育士の言葉に
  「うん、そうじゃな。」
お兄ちゃんはガラガラをもたせてあげたり、イナイナイバーをしたり・・・。
それでも赤ちゃんは泣き止みません。しばらくして、保育士の腕の中でスヤスヤ。
お布団にそっと寝かせる傍でじっと見ていたお兄ちゃん。
  「ねたな。可愛いな。」
小さな手をそっと触ってのぞきこんでいます。
  「お兄ちゃんも、お父さんやお母さんに大切にされて育ったんだよ。」
  「うん。」
赤ちゃんが寝ている間、保育士にいっぱい本を読んでもらいました。
赤ちゃんと一緒に‘さくら‘の部屋で過ごした一日。
核家族で少子化の社会だからこそ、こんな小さな
出会いが大切に思えるのです。
延長についての

        お願い
先日、広島で行われた研究会でこんな報告がありました。ある保育室の例。
5歳女児  ・身体が病気ではないが保育園を休みたい。
・病児保育室に行きたい。
・保育士と1対1で過ごしたい。
  そして元気になって保育園に戻る。
・お母さんも話をしたい、聞いて欲しい。
大げさでないカウンセリングが必要と感じる。
‘心‘の問題も低年齢化してきているのであろうか・・・・。考えさせられる報告でした。
病児保育室の役割も多様化しているようで広範囲のニーズに応えていかなければいけないのかもしれません。
 現在“さくら”ではお迎えの時間を5時にしています。仕事の都合で「間に合わないわ。」と思われているお母さん、お送りやお迎えにファミリーサポートを利用されてはいかがでしょうか?30分〜利用が可能とのことです。
      問い合わせ先  31-2533

( 保育室より )

‘さくら‘で保育士として働き始め、‘さくら‘での様子を見てい
て‘親なら安心するだろう‘と思う場面が多くありました。例えば、朝、熱が37.5度でも急に昼から38.5度、39度と高くなることがあります。そんな時は医師に連絡し、熱さましの坐薬を使用することがあります。また、高熱のため食欲がなく何も食べないでぐったりしていると時には、医師に連絡し、点滴をすることもあります。そして、利用するお子さんの病気で多いのが、風邪や喘息のような呼吸器系の病気。咳がひどくゼーゼー言っていると一日に2、3回吸入をすることもあります。このように子どもさんが急変した時、すぐに対処してもらえるのは安心だと思いました。子どもは病気になると、心細くなりそして家族と離れると、なおさら不安が大きくなりますが、そんな時私たち保育士は不安が少しでも消え、安心できるようその子にあった対応をしています。また、乳幼児にかかわらず小学生をお預かりした場合も病気をぶり返してはいけないので、お昼寝時間(横になる)をとるように心がけています。‘さくら‘を利用しておもちゃや絵本で遊ぶだけでなく、季節を感じてほしいので、季節にあった作品を子どもたちと作り、部屋に飾ることもあります。家庭的な雰囲気を大切にし、誰もが気がねなく利用していだだければと思っています。
*子どもとの関わりをしっかりしています*
・子どもの話をゆっくりきいてあげる。(子どもは話したいことがいっぱいです。)
・子どもとの時間を作る。(絵本など1対1で関わることで満足感が得られます。)
・しっかりほめてあげる。(子どもはほめられることが大好き!次へのスッツプにつながります.)
・・・・・さくらで使用している小麦粉粘土です。        
        家庭でも作ってみてはいかがですか?・・・・・
<材料>
 ・小麦粉     500g
 ・水        250g
 ・サラダ油    大さじ4杯
 ・色粉       少々
 ・酢        少々
           (酢は腐敗防止のため)
<材料>
 ・大き目のボールに塩をまぜた小麦粉を入れる。
 ・水を少しずつ入れてよく混ぜ合わす。
 ・サラダ油・色粉・酢を入れて混ぜる。
 ・耳たぶくらいの柔らかさになれば出来上がり。
*冷蔵庫で保存すると約1週間くらい持ちます。
寒さが厳しくなってきました。私たち主婦にとってこの時期の電気代は大きな問題です。
あなたは電気代について知っていますか?
* エアコンVSセラミックヒーターVSガスストーブVS石油ストーブ
暖房1時間の光熱費を計算すると、エアコンは(1.4W)は約32円
                セラミックヒーター(1.2W)は約28円
                ガスストーブ(0.16m/h)は約22円
                石油ストーブ(0.266/h)は約12円
石油ストーブは灯油の購入の手間はありますが、冬場3ヶ月を一日5時間使用すると
エアコンに比べ、9000円お得。

* ホットカーペットVSこたつ
一日5時間で1ヶ月(30日)使用する場合、3畳分(7000W)のホットカーペットの電気代は2415円。
75*75こたつ(500W)で敷き布団を併用した場合の電気代は1622円。さらに
ウールなどの上掛けをプラスすると9%の省エネになって、電気代は1446円。冬場3ヶ月使用すると2846円の差に。
   ・電気代は1KWH*23円で算出しています。
   ・灯油1Lは45円で算出しています。
BCGの予防接種をお忘れなく
 平成17年度4月より、BCG接種が変わります.
現在は生後48ヶ月まで定期接種(公費でうけられます)ですが、来年4月よりは個別接種で生後6ヶ月未満までになる予定です。6ヶ月過ぎても受けることはできますが、自費となります。津山市の集団接種は、平成17年3月1日、2日、8日、9日が最後です。BCG接種がまだの方は、新しいカレンダーに赤印をしておいてください。  お忘れなく!!!

☆BCGとは、結核を予防します。結核は生まれたばかりの赤ちゃんでもかかり、赤ちゃんがかかった場合は肺結核ではなく、結核性髄膜炎などの重症の結核になりやすいのが特徴です。BCG接種は結核に50パーセントの予防、重症の結核には80パーセント-の予防があるとされています。


**** 病院食について ****
 「‘さくら‘の食事ってどうなのかしら?」、「うちの子どもは好き嫌いがあるから、よそで出された食事はたべないのでは・・・」とか、不安に思われているお母さんも多いのではないでしょうか?‘さくら‘では、2人の栄養士が交代でその日の献立を考えています。年令も病気の症状もお子様によってそれぞれ違いますが、いつも病院食を調理している経験をいかし、美味しく楽しくをモットーに調理をしています。また、体質によっては食べられない食品(卵アレルギーなど)があるお子さんもあります。そのようの場合は事前にご相談ください。対応していきたいと思っています。
給食室より
風邪の季節になりました。栄養のあるバランスのよい食事を取るように心がけましょう。
食事1
 ・ご飯       ・けんちん汁
 ・魚のムニエル ・煮物(南瓜)
 ・ふりかけ    ・果物(バナナ)
食事2
 ・ご飯      ・清汁
 ・海老玉 (付ボイル野菜)
 ・南瓜の含め煮  ・ふりかけ
魚の嫌いな子が多いですね。
そんな子どものために細かく食べやすく切り分けました。野菜がたっぷり入ったけんちん汁もおいしいですね。
時にはこんなかわいらしいお弁当箱におかずを入れます。何が入っているのかふたを開くのが楽しみですね。

食事3
 ・にゅう麺       ・卵焼き
 ・いなり寿司     ・おむすび
 ・果物(バナナ・スイカ)
卵除去食
 ・ご飯         ・鳥の照り焼き
 ・澄まし汁       ・果物(バナナ)
 ・煮物(さつもいも) ・ふりかけ
ツルツルと食べやすいにゅう麺は子どもたちに人気のメニューです。冷たいそうめんもおいしいものですが、暖かいにゅう麺も時にはいかがですか。 卵アレルギーを持つ子どもは意外に多いもの。
それにもかかわらず、卵を使用した食品は私たちの周りに溢れています。食品表示を見ながら、献立を考えます。

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