NO. 329 寿命2024年4月 新学期から、一ヶ月経過しました。新しい生活に皆さんなれたでしょうか。 毎年、この時期に、「交通事故に気をつけて下さい。」と書いています。 特に、下校時に気をつけて下さい。信号が青でも、車がしっかり止まっているのを確認して、運転手さんの顔と目をしっかり見てから、横断歩道を渡りましょう。 自動車を運転しているときには、カラフルなランドセルを見たら、最徐行してください。そして、いつも通る点滅信号機、こども達がボタンを押しているかもしれません、注意してください。 今回は、寿命についてです。漢方の本を読んでいると、中国の2000年前の皇帝が、「昔は、100歳になっても皆元気だったのに、なぜ今の人(2000年前の人です)は50歳になるともうよぼよぼになるのか。」と家来の医家にたずねたと載っていました。2000年以上前の中国では、100歳の老人が沢山いて、元気に暮らしていたようです。さすがに、中国はスケールが大きいようです。 200年前の「グリム童話」では、神様は生物の寿命を30年と決めていたのですが、ロバと犬とサルがそんなにいらないと言ってきました。神様は、ロバから12年、犬から18年、サルから10年の寿命を減らしました。そして、人間が30年では足りないと言ってきたので、人間に、ロバ・犬・サルからの寿命の40年を与えたそうです。40年をもらった人間の寿命は70年になりました。 日本では、織田信長の時代から、人生50年となっていたようです(?)。実際、明治時代は45歳前後、第2次世界大戦後に50歳からどんどん平均寿命が延びてきて、昨年は女性が87歳、男性が81歳であったようです。 これでも、2000年以上前の中国には及びません。2000年前の中国の医家は、皇帝へ、「昔のほとんどの人は、養生の道理をわきまえ、飲食には節度があり、寝起きは規則正しく、無理な力使いをしなかった。だから心身ともに健やかで、百年の寿命を全うすることができた。」と答えたそうです。 現在の医学でも十分に納得できる中国の教えです。こども達、“早寝早起き朝ごはん”を守り、生活習慣病の予防をしましょうです。 「グリム童話」では、“動物への感謝の気持ちを忘れずに、動物たちと仲良くしなさい、自然を大切にしなさい”ということでしょうか。 実際、衛生環境の改善と医学の進歩で、寿命は100年になりそうです。100年生きるこども達に、素晴らしい地球を残さないといけません。 そして、交通安全です。気をつけましょう。 |