NO. 317 平成16年度版 少子化社会白書2023年3月 令和4年(2022年)の出生数が「79万9728人」と発表されました。昭和24年(1949年)には、「269万6638人」ですから、約70年で出生数は約1/3となってしまいました。毎年80万の出生数が続き、死亡数も現在の140万前後であると、約200年後には日本の人口は「0人」となります。流石に「0人」はないでしょうが、今から200年前の江戸時代の3000万人前後はありそうな数字です。 異次元の少子化対策が必要です。 「少子化対策」で検索していたら、「平成16年度版少子化社会白書」にぶつかりました。今から20年前です。 少しややこしいですが、ほんの一部を紹介いたします。 @ 理想子ども数が1人以上と答えた初婚どうしの夫婦が、子どもを持つことを理想と A 子どもを持ってよかったこと 99.3%が「子どもを持ってよかったと思うことがある」 一方、 B 理想の子ども数を持たない理由として、 現在、子育てや教育への出費の負担が少子化の主な原因とされています。20年前と同じです。20年間の少子化対策に工夫が無かったということでしょうか。また、20年前には、高校卒業までの教育費として約500万円あまり、大学卒業までに1100万円余りと試算しています。これも、現在と同じようですが、いつまでも同じことを言っているよう、前に進んでいなかった印象です。 少子化対策が、あまりにも遅いと、20年前のお母さんたちが、子どもを持つ前に、そして出産後に感じていた、「子どもがいると生活が楽しく豊かになる」「家庭が明るくなった」「生活にはりあいができた」などの、子育てへの前向きな気持ちが少なくなるのではないでしょうか。 早急な、異次元の少子化対策をお願いします。 |