松尾小児科HPへ ≫ 「今日も元気で」topへ
NO. 312
新型コロナウイルス感染症(18)
“コロナにかかったらどーなる?”
2022年9月
2回前(令和4年7月)の「今日も元気で(310)」“2022年のインフルエンザワクチン”で、今年は、久しぶりにインフルエンザの流行が予想されていますから、10月になれば、早めにインフルエンザワクチンを受けましょうと書きました。
子どもたちの新型コロナ感染症が、なかなか収まらないこと、さらに、今年はインフルエンザ感染爆発が予想されることより、政府は、2つの新たな施策を発表しました。
@ 小児(5歳〜11歳未満)の新型コロナワクチン接種に“努力義務”を適応しました。
大人には努力義務が適応されていましたが、小児では適応されていませんでした。努力義務といっても、強制されるものではなく、定期接種の麻疹や風疹にも努力義務化が適応されています。
これまで、子供たちに接種されてきましたが、副反応は大人に比べて軽いものになっています。
津山では12歳以上の2回目までの接種率は80%以上になっていますが、5歳〜12歳未満は20%と低くなっています。これは全国でも同様の状況です。
そして、現在、全国で主な感染者は20歳未満です。予防接種をしっかり受けましょうと、政府は言っています。
A インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンは同時接種でも翌日接種でも可能としました。
新型コロナワクチン接種の前後2週間は、他のワクチンアはできませんが、インフルエンザワクチンだけは例外で、新型コロナワクチンとの間隔に制限はありません。
新型コロナ感染はやや収まっているようですが、冬に向けて、インフルエンザ感染の流行はありそうです。しかも、2年間全く流行が無かったインフルエンザです。100年前のパンデミックはインフルエンザであるスペイン風邪でしたが、今年は、新型コロナウイルスのパンデミックの後に、インフルエンザの爆発的な流行があるかもしれません。
特に、いままで一度もインフルエンザを経験していない子供たちが沢山います、そのような子どもにとっては、インフルエンザは全て新型インフルエンザです。今年は、早めのインフルエンザワクチンを受けてください。政府も接種を勧めています。政府の危機感の現れだと思います。
松尾小児科HPへ ≫ 「今日も元気で」topへ
|