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NO. 289

新型コロナウイルス感染症 Y

潜伏期間は2週間まで

2020年10月

「新型コロナウイルス感染症との闘い」が続いています。勝つことのできない相手と戦っているのでしょうか。

 10月10日で、世界で約3600万人の感染があり、105万の方が亡くなりました。日本では、9万人近くの感染者で、1627名の死亡者数です。5月30日から、世界では感染者6倍、死亡者3倍、日本で感染者5倍、死亡者1.8倍となっています。

 世界では、感染者数の増加が再加速しているようです。トランプ大統領もコロナウイルスに罹ってしまいましたが、幸い、回復したようです。

 日本では、下げ止まりの状態、減りそうで、減らない毎日ですが、日常の生活は、少しずつ、以前に戻りつつあるようです。しかし、海外では、毎日の新規患者数は増加傾向であり、まだまだ、油断はできません。

 新型コロナウイルスの検査ができる医療機関が増えています。すべての医療機関ではありませんが、かかりつけの医療機関でも検査ができるかもしれません。

 インフルエンザの潜伏期は1〜2日であり、急激な発症の事が多く、半日で高熱となり、顔が赤くなり、目の充血がみられるなど、ある程度、症状から診断できます。

 しかし、新型コロナウイルスの場合は、始めは軽い症状のことが多く、徐々に悪化するようです。このように、インフルエンザと違い、病初期に症状から、新型コロナウイルス感染症を疑うのは難しい状況です。

 新型コロナンウイルスの潜伏期間は2週間までのようです。最近の行動で、例えば「県外へ行ったとか、たくさんの人達が集まる集会やイベントに参加した、3密の状態で会食した」などの事があり、発熱などの症状が出た時には、必ず、受診前に、電話で医療機関へ連絡して、指示を受けてください。

 また、「新型コロナウイルス接触確認アプリ」をインストールしておくのも、人ごみの中に出た後の、不安の解消にもなるかと思います。

 上記のように、新型コロナウイルスの検査ができる医療機関が増えています。そして、医療機関にとっては、患者さんの、直近2週間の生活の様子が最も役に立つ情報です。2週間前からの行動で、新型コロナウイルス感染が少しでも疑わしいい場合には、必ず、事前に連絡をして受診するようにしてください。

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