NO. 220 トランプ 平成26年11月 先日、津山線で岡山へ行く途中、小学生でしょうか、3人の男の子が、トランプゲームをソファーの上でしていました。 2人が向き合って、それぞれが持ったトランプを自分の前に出しながら、相手の出しているトランプの並びによって、カードを取ったり、取られたりしていました。私も、遊んだことがあるようなゲームでのようでしたが、細かなルールは思い出せません。 3人で、「ああでもない、こうでもない《と戦評をしながら、楽しそうに遊んでいます。大きな声で他の乗客の人たちに迷惑をかけることもなく、男の子たちの様子を見ていて楽しくなりました。 そして、大人たちは、スマホでゲームかメールをしているのでしょう、無表情で、画面をのぞいています。 トランプは16世紀に、ポルトガルから伝来、「スーパーマリオブラザーズ《の任天堂が、1953年にプラスチックのトランプを作製して、トランプの普及に一役買ったそうです。 トランプは簡単なカードの集まりですが、一人でも数人でも遊べるゲームが数百種類あります。また、手品も、占いもできます。今の、スマホなどでするゲームより、はるかに歴史があり、奥も深いのがトランプです。 面と向かって友達と勝ち負けを競うことができ、自分たちで独自のルールを作ることもできます。 先日、岡山県の教育委員会が「スマートフォン・ゲーム等の夜間使用制限について《として「保護者が午後9時以降はスマホを預かる《などの取り組みを進めたいと、声明を出しました。 スマホは、長時間の使用、いじめ、性犯罪の原因などと、多くの問題が指摘されています。また、画面を見ながらのゲームでは、友達と遊ぶ楽しさは、経験できないと思います。 昔は、家庭には必ずトランプがあったような気がしますが、トランプはどこへ行ったのでしょうか。我が家にもありません。 トランプを買って、「七並べ《を子供たちに教えてやったら、子供たちにとっては驚きの全く新しいゲームです。夕ご飯の後に、トランプを持ってきて「これであそぼ《と言ってくれるかもしれません。 と思って、「七並べ《を検索したら、スマホ用の「七並べ《がありました。私の夢も壊された感です。教育委員会でトランプを奨励して頂きましょう。 |