NO. 211 明けましておめでとうございます 平成26年1月 穏やかな、三が日でした。皆さんのお正月は、いかがでしたでしょうか。 今年は、“午年(うまどし)”です。“午年”という事で、“馬”にちなみ、元気よく飛び回る年をイメージしますが、実は、十二支の七番目で後半の始まり、草木の成長の極限のあとの状態が始まる年のようです。 成熟した日本、ドンドン前に進ばかりでなく、少し立ち止まって、世の中の前後左右を見直して、幸せとは何かを考える年になればと思います。 私、三が日のうち1日は小児救急医療電話相談(#8000)の当番で、午後6時から11時まで#8000の為に支給されている携帯電話の前に座っていました。最近、相談件数が増加しているので、休日は2人の医師が対応しているのですが、私の所には24件の相談がありました。 発熱と嘔吐の相談が多くありました。#8000は病院の救急外来の負担を減らす為に始まった事業で、本来は時間外受診を少なくするための事業ですが、連休の続く状況でしたので、深夜にならないうちに早めの受診を勧めました。 電話での相談で不確かですが、明らかに“みずぼうそう”と思われる子どもが3例ありました。これも、翌日(休日ですが)の急患外来への受診を勧めました。県南では“みずぼうそう”が流行っているようです。 頭を打った子どもが2例ありました。現在は、元気で特に症状なしとのことでしたが、「もし、ぐったりしたり、嘔吐があったら救急受診しください。」と伝えました。以前、「頭を打ち、今は元気で遊んでいるが、嘔吐がある。」との子どもがあり、津山中央病院で診てもらったら、頭蓋骨の骨折と頭の中に出血のあった子どもがありましたので、元気でも“嘔吐”があれば、要注意です。 「10円玉を飲んだかも知れないが、どうしたらいいでしょうか。」との相談もありました。10円玉は、多くの場合は便に出てくるのですが、おなかのなかで、“同じところの長期間”あるとよくないので、「急がないが、休み明けには医療機関を受診して下さい。また、便に出るかよく確かめてください。」と伝えました。 その他、「明日の救急当番はどこですか?」との電話が数件ありましたが、地域の新聞などで確かめてくださいとしました。
今年も、子ども達、いろんな病気をするでしょうが、楽しくたくさん遊べる一年であることをお祈りしています。 |