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NO. 185

今年(2011年)のインフルエンザ予防接種

平成23年10月

 2011年は予防接種に大きな変化があった年でした。1月には、念願であった、インフルエンザ菌(ヒブワクチン)、肺炎球菌(肺炎球菌ワクチン)と子宮頸がんウイルスに対するワクチンへの助成が認められました。そして、これまで日本では、馴染みのなかった2種類以上の同時接種が広くいきわたりました。

 そして、今回の話題は、今年(2011年)の秋からのインフルエンザワクチです。下の表のように、ワクチンの接種量が子どもでは増えます。具体的には、3歳までが0.25mlに、そして3歳以上では大人と同じ量である0.5mlとなります。また、子どもは2回接種がよいのですが、その期間が1〜4週間から2〜4週間となります。新しい摂取量は、外国と比べ多いものではなく、これまでが少なすぎたのでしょうか。また、接種期間に関して、他の予防接種との関係が ありますから、注意して計画を立ててください。

  今年まで   今年(2011年) から
0〜6ヶ月
0.1ml
2回注射
(およそ、1〜4週間の間隔)
×
×
6ヶ月〜 1歳未満
0.1ml
0.25ml
(×のワクチンもあり)
2回注射 (およそ、2〜4週間の間隔)
1歳〜 3歳未満
0.2ml
0.25ml
3歳〜 6歳未満
0.2ml
0.5ml
6歳〜 13歳未満
0.3ml
0.5ml
13歳〜
0.5ml
 
0.5ml
1〜2回注射 (およそ、1〜4週間の間隔)

 しかし、現時点では、インフルエンザワクチンの供給体制に不備があり、10月になっても、接種できる医療機関は限られています。接種の開始時期に関しては、かかりつけの小児科医とよく相談して下さい。

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