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NO.153

チャイルドシート(U)

平成21年 1月

 明けましておめでとうございます。今年は、“ネズミさん”に1位を取られた“ウシさん”の出番ですが、急がなくてもいいですから、少しずつ前に進む一年になれば良いですね。

 今回も、チャイルドシートについてです。

 前回の復習ですが、
1)  購入では、リサイクル使用が増加していますが、安全基準にあった使用期限に注意して下さい。
2)  1歳まで、また1歳を過ぎても体重が10kgまでは、後ろ向きでチャイルドシートにベルトが内臓(ハーネス仕様)してあるものにして下さい。
3)  体重が18kgまでは、前向きでもハーネス仕様にして下さい。
4)  6歳を過ぎても体重が36kgまでは適切なチャイルドシートを使用して下さい。
5)  チャイルドシートを着ける位置ですが、後部座席が一番安全です。特にエアーバックが装備された助手席には絶対にチャイルドシートを着けないでください。

が主な内容でした。

 今回ですが
6)  チャイルドシートはしっかりと取りつけてください。「しっかり締付けるということは、シートの座る面の揺れが25mm(2.5cm)以内」とされています。
   とりあえず、ほとんど動かないようにしっかりと取り付けるとういことでしょうか。
7)  乳児(1歳まで)用チャイルドシートの場合、前かがみになりすぎて乳児の気道の開通を妨げないよう(のどを圧迫しないよう)、約45度の角度で乳児を座らせて下さい。あまり前かがみになるようでしたら、チャイルドシートの足元の部分と車の座席の間にタオルなどを入れて角度を調節して下さい。
8)  厚着をさせた状態でチャイルドシートに乗せないでください。コートなどは脱がせてから、チャイルドシートを着け、その上からコートをかけてあげて下さい。
9)  子どもたちだけを、チャイルドシートに乗せた状態で車の中に置いておかないで下さい。チャイルドシートに座っているから安全ではないです。どんな場合でも、“車内に子供たちだけ”は危険です。
10)  車内にアクセサリーなどを後から付けるのも危険です。チャイルドシートとは関係ないようですが、アクセサリーが思わぬ怪我、事故につながることもあるようです。

 今年も、子供たちが元気で遊べますように。

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