NO.101 プール熱(咽頭結膜炎) 平成16年 8月 プール熱(咽頭結膜熱) 全国的には、プール熱が流行っているようです。 プール熱の原因はアデノウイルスです。アデノウイルスには50前後の型があり、“咽頭炎、扁桃炎、気管支炎、肺炎、流行性角結膜炎、プール熱、急性出血性膀胱炎、胃腸炎、虫垂炎、肝炎、髄膜炎”などいろんな病気の原因となります。特に、乳幼児の急性気道感染症(咽頭炎から肺炎まで)の10%前後はアデノウイルスが原因とされています。“はしか”は予防接種があったり、罹っても1回だけですが、アデノウイルスは型が多く何度もかかります。子供には、いやな相手です。 治療は特異的なのもはなく、対象療法が中心です。高熱、頭痛には解熱剤の投与、眼の症状が強ければ眼科的な治療が必要となる事もあります。 予防が大事です。普通の環境では長く感染性を失わないようですから、手指やタオルから、そしてプールの水から感染するようです。手を流水と石鹸でよく洗い、タオルの共用はさける、プールのあとはシャワーに十分かかり、眼を洗うようにして下さい。 はじめのお子さんの様(この場合はプール熱以外のアデノウイルス感染と思いますが)に、津山地域では、まだ(7月)プール熱は多くはないようですが、 全国では、この10年間では一番の流行です。高熱が出て、眼が赤くなれば、要注意、涼しくして、水分を十分に取るようにして下さい。そして、お母さんは手洗いをしっかりして、他に広げないように注意しましょう。 |